日時:2018年12月5日 水曜日 19時45分~21時15分 対象:現地受講者、サテライト受講者(大田原本校・小田原・熱海・福岡・大川・成田 各キャンパス)、WEB受講者 約160名 場所:東京赤坂キャンパス 講座名:全盲としての体験を出前授業 私生活で見えてきた健常者と障碍者の関係性 講師:高橋純也 講義内容 (1)アイスブレイクと自己紹介 (2)出前授業の紹介 (3)点字ブロックを考えるワーク (4)健常者と障碍者の関係性を考えるワーク (5)ユニバーサルデザインコーディネーターの紹介とまとめ <活動レポート 高橋記> 最初にみなさんの全盲者に対するイメージを知りたくて、 「全盲でできないこと。」、「全盲でできること。」を考えて応えてもらいました。 すると「できること」は複数出てきましたが、「できないこと」はほとんど出ないばかりか、 「できないことは思いつかない。」という回答が複数ありました。 今回の受講者には障がい者に対する思い込みがあまりないようだったので、 良い関係性や考え方に関する話を中心にすることにしました。 点字ブロックを考えるワークでは、人の意識にたよったり訴えたりするのではなく、 環境要因の改善への考え方のシフトについて、大変共感していただきました。 どうしようもない、と思っていた点字ブロックの上に自転車が置かれてしまう問題について、 視点を変えれば根本的な解決が可能だと言うことを実感していただけたようです。 また、駅のアナウンスが「黄色いブロックまでお下がり下さい。」と変更されたことにより、 乗客の行動に変化をもたらし、それがどんな良い影響を与えているのか知っていただくことができました。 健常者と障がい者の関係性では、一人の人が何でもサポートするのではなく、 お互いが複数の選択肢を持つことの大切さを共感いただきました。 受講者の中には介護経験者や障がい者と関わることが多い方が多数おられたこともあり、 実体験として捉えていただくことができたようです。 講義後はカラオケボックスに行って ざっくばらんな質問タイムです。 「今までにない新鮮な話が聞けてよかったです。」というお言葉もいただきました。 ジャズボーカルの話で盛り上がり、私も1曲歌ったりして、 最後はみんなで大合唱です♪ 本講義にお呼びいただけたこと、大変感謝しております。 |
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