八王子市立第四小学校にて、出前授業を行いました。

八王子市立第四小学校にてユニバーサルデザイン出前授業を実施しているようす

日時:2016年10月12日 水曜日 2時間目

対象:4年生2クラス(56名)

場所:体育館

講師:高橋

ファシリテーター:実利用者研究機構 岡村

授業内容:

(1)思い込みに気付ける講話

(2)「できる」に気付ける疑似体験

<活動レポート 高橋記>

今年の2月にも出前授業を行っている学校です。

1時間目に岡村さんがユニバーサルデザインの出前授業を行い、

2時間目に高橋がGRICの出前授業を行いました。

とても元気な子供たちは、岡村さんの「目が見えなくてできること、できないことはなんだろう?」という問いかけに、

われ先にと競って応えてくれました。

「ごはんが食べられない。」

「出かけられない。」

「スポーツできない。」など。

できることは1つも出てきませんでした。

しかし、私が普段から一人で買い物してます、電車に乗ってどこでも行きます、掃除や片付けもやります、と言うと、

「え~?!」という驚きの声が!

できることが思いつかなかっただけに、驚きの大きさはかなりのものだったと思います。

私が買い物について、「商品を選ぶ時」、「レジへ向かう時」、「支払の時」のことを解説すると、

なるほどという感じに納得してくれたようです。

今回は、できないとかんがえるのではなく、どうすればできるのかを考える、ということを伝えていく中で、

岡村さんとの掛け合いトークで盛り上がりました。

目が見えないからできないとあきらめるのではなく、どうすればできるんだろうということを考えたので、

私は富士登山やマラソン、ロッククライミングをやっていますという話をしたところ、

「おお~!!」という歓声が!

みんな興味津々です。

授業後にある子供からこんなことを言われました。

「高橋さんは本当は見えてるんじゃないんですか?

こういった言葉が出た時、私は相手との距離がほとんどなくなっていることを感じます。

同じ人間として、子供たちとの良い関係性が築けたのではないかと思いました。