小田原市立千代小学校 出前授業

小田原市立千代小学校にて、出前授業を行いました。

小田原市立千代小学校

日時:2014年10月28日火曜日 5、6時間目

対象:4年生3クラス(88名)

場所:体育館

講師:高橋

パートナースピーカー:岡村(実利用者研究機構)

授業内容:

(1)オリエンテーション

(2)ユニバーサルデザインってなんだろう?

(3)視覚障がい者歩行体験

(4)講話

<活動レポート 高橋記>

最寄駅はJR御殿場線の下曽我駅で、

空気がとてもすばすがしいところにある学校でした。

校庭のど真ん中には、千代小学校のシンボルとなっている「ケヤキの木」がそびえたっており、

自然の中で育まれる子どもたちの様子をうかがい知ることができます。

すごく元気な子どもたちで、私や岡村さんが何か問いかければ、

口ぐちに様々な反応が返ってきました。

クイズ形式にしたところなどは、何人かで話し合ってもらい、

様々な答えを積極的に発表してくれました。

こちらが子どもたちにとって意外な話をした時

(普通のトランプは右利き用にできている、全盲の私がアイフォンを使用しているなど)は、

子どもたちの驚き様はすごかったです。

また、子どもたちにとってありえそうな話をした時の

「あるある~。」という大変な共感ぶりも印象的でした。

今回学校側から視覚障がい体験を希望されていたこともあり、

体育館での全盲歩行体験を行いました。

アイマスクをつけて体育館の端から端まで移動する、という体験で、

子どもたちはやる気満々です。

怖がってゆっくり歩くだろうということを想定していたのですが、

怖いもの知らずの子どもたちは、スタートの号令と同時に

なんとかなりのスピードで歩きはじめるではありませんか!?

子どもたちの体験の後、私も同じ体験をして、

どのくらいのスピード差があるのかということを見せるのですが、

子どもたちがあまりにも速かったばかりに、私は全力疾走する羽目になってしまいました(汗)。

千代小学校は、大変教育環境にめぐまれた学校だと感じました。

地域の障がい者とふれあう機械が多数あり、

障がい者を手助けしようという意識ではなく、

障がい者と共に生活していくという意識が

先生方から発信され、子どもたちもそれを受け取っているようです。

今回の授業を通じて、

例えできないこと、苦手なことがあったとしても、

それは障がい者であるかないかに関わらない、

というメッセージを伝えられたと思っています。