日時:2017年11月14日 火曜日 1~4時間目(授業2回実施)
対象:4年生5クラス 173名
場所:体育館
講師:高橋純也
サポーター:豊島まき子
授業内容
・思い込みに気付ける講話
・触って考える視覚障がい者疑似体験
・想像力を働かせるワーク
<活動レポート 高橋記>
今年で創立10周年の新しい学校です。
昨年に引き続き、出前授業のご依頼をいただきました。
最初は緊張していたようで、なかなか子どもたちからの反応がありませんでしたが、
私がたびたび問いかけることによって、次第に調子が出てきたようです。
「目をつぶった状態でこの体育館から出ることできる?」と問いかけると、
「できる!」
「時間をかければできるかも。」
「ちょっと無理かも。」
「壁ぞいに歩けば出出れるかも。」など
元気に発言してくれましたよ。
私が「他人の探し物を見つけることができます。」という話をすると、
「え~?」
「どういうこと?」
「うそ~?」
という疑問の声が響き渡りました。
どういうことか解説すると
「なるほど~。」
「すご~い。」
という納得の声に切り替わり、
子どもたちがよく理解してくれたことが伝わってきました。
コインケースや触時計を見せると、子どもたちは興味深々です。
よく見てもらうため、豊島さんに渡して子どもたちの近くを歩き回ってもらいましたが、
立ち上がってなんとか見ようとする子どもたちが多数いました。
その時、「立ち上がったらみんなが見えないでしょ?良い関係性の話をしてるんだから考えなさい。」
という注意が先生方からありました。
GRICの基本理念である「良い関係性」の考え方がしっかり伝わっていると実感した瞬間でした。
最後のまとめで私が、「皆さんの中に視覚障がい者に対する思い込みがあったんです。」という話をすると、
子どもたちの息を飲むような雰囲気がひしひしと伝わってきました。
今回実感できた思い込みを、友達同士でも感じてもらうことができればうれしいです。