JICA地球ひろば主催セミナーにおいて出前授業(講演)を行いました。
タイトル:SDGsに貢献する「未来のあたりまえをつくる。」-多様なユーザーと「ともに」考える、
“誰一人取り残さない”世界のパッケージとは(月間特別展示関連セミナー・SDGsを考えるサロン)
日時:2017年6月21日 水曜日 19時~21時
対象:社会人36名
会場:JICA市ヶ谷ビル 2F国際会議場
講師:高橋純也
講演内容
1.思い込みに気付ける生活クイズ
2.健常者よりも視覚障がい者の方がすばやい?
3.誤使用によるリスク
4.良い関係性を意識した配慮
5.アイフォンでカラオケサポート
<活動レポート 高橋記>
今回は(大日本印刷株式会社様のお声掛けにより、GRICとして講演する機会をいただきました。
途中40分ほど講演のお時間をいただき、その後受講者によるアイデアシートを元にコメントするという形式です。
まずは、目が見えない高橋と目が見える奥さんはどのようにして生活しているでしょう、ということで
クイズ形式にしてみなさんに考えてもらいました。
料理、皿洗い、掃除、買い物、お金の管理、電球交換は、いったいどちらが行っているんだろう?
高橋か奥さんか、こちらだと思った方に拍手をしてもらいました。
料理と皿洗いはだいたいみなさんの考えたとおりでしたが、
お金の管理と電球交換はなかなか想像しづらかったようです。
得手不得手は誰にでもあり、目が見えても見えなくてもお互いに協力していくことが
良い関係性だということをお伝えさせていただきました。
久しぶりにアイフォンでカラオケサポートの実演をしてみましたが、
みなさんに大変興味を持っていただいたようです。
実際に音楽を流して、その音楽に合わせて歌詞をアイフォンの音声読み上げ機能で読み上げさせることにより、
歌詞を耳で聞き取りながら歌うことができる、というものです。
当日はアイフォン不調のため音飛びしてしまい、歌詞をうまく合わせることができませんでしたが・・・(汗)。
生活に必要不可欠なものだけでなく、娯楽といった面においても、様々な人が楽しめる対応が進んできています。
講演の後は、受講者が記載してくれたアイデアシートについての話です。
・パッケージを開ける時に音が出ればわかりやすいだけでなく楽しいんじゃないか。
・パッケージの形が入浴剤なら例えばバスタブの形とか、連想しやすい形になっていればわかりやすいんじゃないか。
・物をなくしても音や光などを発してくれれば、見つけやすくて便利じゃないか、など。
短い時間で様々なアイデアを出してくれました。
タイトルにもある「誰一人取り残さない世界のパッケージ」を考えるための貴重な時間を
みなさんで共有できたと思います。