東京都足立区立寺地小学校 出前授業
足立区立寺地小学校にて、出前授業をおこないました。
日時:2015年1月23日 金曜日 2~3時間目
対象:4年生1クラス(40名)
場所:体育館
講師:高橋
パートナースピーカー:豊島
授業内容:
(1)ユニバーサルデザインってなんだろう?
(2)視覚障がい者歩行体験
(3)講話
(4)多様性コミュニケーション体験
<活動レポート 高橋記>
今回は、学校からではなく、PTAの方から
出前授業のご依頼をいただきました。
地域交流に大変熱心な学校で、
保護者の方々が20名も見学に来られました。
前の授業で子供たちのテンションがあがりすぎてしまったということで、
出前授業では失礼がないようにおとなしくしているよう
先生が言われていたそうです。
そのためか、最初はあまり発言しようとしない子どもたちでしたが、
クイズ形式で問いかけていくうちに、だんだん調子が出てきたようです。
視覚障がい者(アイマスク)体験では、怖い怖いと言いながらも、
みんなかなりのスピードで動いていました。
そのため、私は小田原の時と同じように全力疾走する羽目になったのですが、
そこで思わぬトラブルが・・・。
冬の体育館という環境のせいなのか、スタートで滑ってしまったせいなのか、
走る方向がズレてしまい、子どもたちよりもはるかに遅いタイムとなってしまいました(汗)。
でも、橋っている姿を見せることはできたので、子どもたちは感心していたようです。
今回は保護者の方にも協力してもらって、子どもたちのゴール地点に立ってもらい、
いきおいよく壁にぶつかりそうな子がいたら、直前で止めてもらうように
お願いしました。
おかげで、親子による体験授業が実現しました。
豊島さんの人形劇は、子どもたちにすごくウケてました。
電子マネーのリスクも、赤頭巾ちゃんの話に置き換えてしまえば、
楽しく理解することができますね。
様々な体の状況の人(聴覚障がい者、高齢者、外国人等)になりきって、
コミュニケーションを取る体験もやりました。
どうすれば相手に伝わるのか、自分たちなりに考えることで盛り上がりました。
どうやってコニュニケーションを取ったのか、豊島さんが子供たちに質問すると、
恥ずかしそうにしながら、身振り手振りで一生懸命説明してくれました。
最後は質問コーナーで、
あらかじめ班ごとに質問内容を考えてきてくれていました。
「目が見えないとどうやって生活しているんですか?」という質問があり、
「目が見えないだけで、生活はみなさんと同じようにしてるんですよ。」と回答したところ、
息を飲むような反応がありました。
今回の活動も、子どもたちや保護者の方々にとって、
気付きある授業ができたのではないかと思っています